APRILグループ、TPLコンセッションでの対立に関する独立調査を開始
APRILグループは、2025年9月22日にインドネシア・北スマトラ州のTPL(PT Toba Pulp Lestari[1])コンセッション内で発生した、TPL従業員と抗議者との衝突について、独立した調査を実施いたします。
今回発生した衝突に関与した全ての関係者と、事件中に負傷された方々の安否を深く案じております。
独立調査では、発生した事案の事実関係を確認し、事案の根本原因を分析するとともに、将来同様の紛争が再発しないよう講じるべき予防措置を提言します。TPLが声明を発表した一方で、APRILは本調査を通じて、関係するステークホルダーの立場を客観的に考慮し理解することを目指します。TPLは独立調査に全面的に協力することに合意しています。
APRILは調査の進捗状況を定期的に更新し、最終報告書の調査結果と調査官の提言を公表します。
APRILグループは、人権(地域コミュニティや先住民族の権利を含む)の尊重と自由で事前の情報に基づく同意(FPIC)の原則を厳格に遵守する方針を堅持しています。弊社は、地域コミュニティが平和的なプロセスを通じて意見を表明する権利を尊重し、紛争解決の過程においてはいかなる当事者による暴力や威嚇の使用も許容しない方針を定めています。
[1] 森林管理協議会(FSC)の企業グループ定義に従い、TPLはAPRILのFSCからの離脱を解消するためのAPRIL是正措置プロセスに含まれています。
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